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用語集

トレーリングストップとは?|FXの利益を自動追尾する注文を解説

佐藤 由紀 約5分
目次

FXにおけるトレーリングストップとは、相場が有利方向に動くにつれて損切りライン(ストップロス)が自動的に追随する動的な注文機能です。利益を確保しながらトレンドに乗り続けることができるため、「利益確定のタイミングが分からない」という悩みを解決する手法です。

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トレーリングストップとは何か

トレーリングストップの定義

トレーリングストップ(英:Trailing Stop)とは、ポジションに対して設定した損切りラインが、相場の有利方向の動きに追随して自動的に移動する注文機能です。

動作の仕組み:

  1. ポジションを持ち、トレーリングストップを設定する(例:30pips幅)
  2. 相場が有利方向に動くと、ストップロスも同じ幅を維持して追随する
  3. 相場が不利方向に動いても、ストップロスは元の位置から動かない
  4. 相場がストップロスに達した時点で自動決済

具体例

USDJPYの買いポジション(トレーリング幅30pips):

相場の動き現在価格ストップロス位置状態
エントリー150.00149.70ストップ30pip下
上昇150.50150.20ストップ追随(+50pip時点)
上昇151.00150.70ストップ追随(+100pip時点)
下落150.80150.70ストップは動かない
下落150.70決済:+70pipの利益確定

ストップロスは有利方向にのみ移動し、不利方向には戻りません。これにより利益が拡大するほど確保できる利益額も増えていきます。

通常のストップロスとの違い

テイクプロフィットとの比較

比較項目トレーリングストップ通常ストップロステイクプロフィット
動作利益に追随して移動固定位置固定位置
利益の上限なし(トレンド次第)設定価格で確定
利益の確保含み益の一部を確保確保しない全額確定
適した相場トレンド相場どの相場にも必須レンジ相場

トレーリングストップとテイクプロフィットは併用できます。トレーリングストップで利益を追尾しつつ、テイクプロフィットで最終的な利益確定ラインを設けるのが実務的な使い方です。

MT4/MT5でのトレーリングストップ設定

設定手順

MT4の場合:

  1. ターミナルウィンドウの「取引」タブで対象ポジションを右クリック
  2. 「トレーリング・ストップ」を選択
  3. 追随幅をポイント数で選択(例:300ポイント=30pips)
  4. 「カスタム設定」で任意のポイント数も指定可能

MT5の場合:

  • MT4と同様の手順で設定可能
  • MT5ではサーバー側トレーリングストップにも対応する場合がある

重要な注意点:クライアント側動作

MT4のトレーリングストップはクライアント(PC)側で動作します。つまりMT4を起動しているPCの電源が入っていなければトレーリングストップは機能しません。

対策:

  • VPS(仮想専用サーバー)を利用してMT4を24時間稼働させる
  • XMTradingでは条件を満たすトレーダーに無料VPSサービスを提供している

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トレーリングストップの適切な幅の設定

幅が狭すぎる場合のリスク

トレーリング幅が狭いと、通常の価格変動(ノイズ)でストップに引っかかり、トレンドが継続しているのにポジションが決済されてしまいます。

幅の目安

リスク管理の詳細はリスク管理ガイドでも解説していますが、一般的な目安は以下のとおりです。

トレードスタイルトレーリング幅の目安
スキャルピング10〜20pips
デイトレード20〜50pips
スイングトレード50〜100pips

通貨ペアのATR(平均真の値幅)を参考にして、ノイズに引っかからない幅を設定するのが合理的です。

まとめ

  • トレーリングストップ: 利益方向に損切りラインが自動追尾する注文機能
  • 最大のメリット: 利益を確保しながらトレンドに乗り続けられる
  • 注意点: 幅が狭いとノイズで決済される、MT4ではPC起動が必要
  • 適した相場: 明確なトレンドが発生している場面
  • 併用推奨: テイクプロフィットと併用して利益管理を最適化

その他のFX用語についてはFX用語集で確認できます。

XMTradingでトレーリングストップを実践する

XMTradingは日本の金融庁(JFSA)の規制対象外です。トレーリングストップは急激な相場変動時に設定通りに機能しない場合があります。最新の取引条件はXMTrading公式サイトでご確認ください。本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品の勧誘を目的としたものではありません。

よくある質問

トレーリングストップとは何ですか?
トレーリングストップとは、相場が有利な方向に動いた分だけ損切りライン(ストップロス)が自動的に追随する注文機能です。利益を確保しつつ、トレンドが続く限りポジションを保有し続けることができます。
トレーリングストップのメリットは何ですか?
利益が伸びた分だけ損切りラインが引き上がるため、利益確定のタイミングに悩む必要がありません。トレンドが継続すれば利益が拡大し、反転時には自動で利益を確保して決済されます。
トレーリングストップのデメリットは何ですか?
一時的な価格の揺れ戻し(ノイズ)でストップに引っかかり、その後トレンドが再開するケースがあります。トレーリング幅の設定が狭すぎるとこの問題が顕著になります。
MT4でトレーリングストップを設定する方法は?
MT4のターミナルウィンドウで対象ポジションを右クリックし、「トレーリングストップ」を選択します。追随幅(ポイント数)を選ぶか「カスタム設定」で任意の値を入力できます。MT4ではトレーリングストップはクライアント側で動作するため、PCの起動が必要です。
トレーリングストップとテイクプロフィットの違いは?
テイクプロフィットは固定価格で利益を確定する注文で、その価格を超えて利益が伸びる可能性を放棄します。トレーリングストップは利益が伸びるほど損切りラインが追随するため、トレンドの上限まで利益を追いかけることが可能です。

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この記事を書いた人

佐藤 由紀

シニアトレーディングエディター

元プロFXトレーダー。取引条件・スプレッド・スワップなど取引メカニズムが専門。

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