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用語集

ピボットポイントとは?FXのサポレジ指標を初心者向けに解説

山本 弘 約5分
目次

ピボットポイントとは、前日の高値・安値・終値の3つの価格から算出される基準値で、当日の相場の転換点やサポート・レジスタンスを予測するテクニカル指標です。計算が客観的で主観が入る余地がないため、機関投資家からデイトレーダーまで幅広く利用されています。

XMTradingのMT4/MT5でピボットを活用する

ピボットポイントの基本

ピボットポイントとは

ピボットポイント(Pivot Point)は英語で「回転軸」を意味し、相場が反転する可能性のある価格水準を示します。もともとはフロアトレーダー(取引所のトレーダー)が当日の取引戦略を立てるために使っていた指標です。

計算方法

クラシック(スタンダード)ピボットの計算式は以下のとおりです。

基準値(PP): PP = (前日高値 + 前日安値 + 前日終値) ÷ 3

サポートライン:

ライン計算式
S1(PP × 2) - 前日高値
S2PP - (前日高値 - 前日安値)
S3前日安値 - 2 × (前日高値 - PP)

レジスタンスライン:

ライン計算式
R1(PP × 2) - 前日安値
R2PP + (前日高値 - 前日安値)
R3前日高値 + 2 × (PP - 前日安値)

計算例

前日の値:高値150.50、安値149.50、終値150.20

  • PP = (150.50 + 149.50 + 150.20) ÷ 3 = 150.07
  • R1 = (150.07 × 2) - 149.50 = 150.64
  • S1 = (150.07 × 2) - 150.50 = 149.64
  • R2 = 150.07 + (150.50 - 149.50) = 151.07
  • S2 = 150.07 - (150.50 - 149.50) = 149.07

ピボットポイントは前日のデータに基づくため、当日の経済指標発表や突発的なニュースには対応できません。重要イベント時にはピボット水準が機能しにくくなることがあります。

ピボットポイントの活用法

トレンド判断

ピボットポイント(PP)と現在の価格の位置関係でバイアスを判断します。

価格の位置バイアス戦略
PPより上上昇バイアスロング(買い)寄り
PPより下下降バイアスショート(売り)寄り
PP付近中立方向感待ち

サポート・レジスタンスとしての活用

水準用途到達頻度
R1 / S1主要な反転ポイント高い
R2 / S2トレンド継続時の目標中程度
R3 / S3強いトレンド時のみ到達低い

デイトレードでの使い方

エントリー戦略の例:

  1. PP反発ロング: 下落してPPに接触後、反発を確認してロング
  2. R1ブレイクアウト: R1を終値で上抜けた場合、R2を目標にロング
  3. S1反発ロング: S1でサポートされた場合、PPを目標にロング
  4. PP割れショート: PPを下抜けた場合、S1を目標にショート

テクニカル分析の全体像はテクニカル分析ガイドで確認できます。

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ピボットポイントの種類

クラシックピボット

最も一般的なピボットで、上記の計算方法を使います。

カマリラピボット

S3/R3の幅が狭く、レンジ取引に適しています。逆張り戦略と相性が良い計算方式です。

フィボナッチピボット

フィボナッチ比率(38.2%、61.8%)をピボット計算に組み込んだ方式です。PP自体はクラシックと同じですが、S/R水準の計算にフィボナッチ比率を使います。

種類特徴向いている戦略
クラシック最もスタンダード全般的なデイトレード
カマリラS/R幅が狭いレンジ逆張り
フィボナッチフィボナッチ比率を使用トレンドフォロー
ウッディー終値よりも始値を重視ギャップトレード

MT4/MT5でのピボット表示

MT4/MT5にはピボットポイントが標準搭載されていないため、カスタムインジケーターを追加する必要があります。

追加手順:

  1. ピボットポイントのインジケーターファイルを入手
  2. MT4/MT5の「ファイル」→「データフォルダを開く」
  3. 「MQL4/Indicators」または「MQL5/Indicators」フォルダに配置
  4. MT4/MT5を再起動し「挿入」→「インディケーター」→「カスタム」から選択

まとめ

  • ピボットポイント: 前日の高値・安値・終値から算出するサポレジ指標
  • PP計算: (高値+安値+終値)÷3が基準値
  • 活用法: PPでトレンド判断、S1〜R1で反転ポイントを予測
  • 種類: クラシック、カマリラ、フィボナッチ、ウッディーなど
  • メリット: 客観的な数値、主観が入らない、デイトレードに最適

その他のFX用語についてはFX用語集で確認できます。

XMTradingでピボットポイント分析を実践する

XMTradingは日本の金融庁(JFSA)の規制対象外です。テクニカル指標の水準は将来の価格変動を保証するものではありません。本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品の勧誘を目的としたものではありません。

よくある質問

ピボットポイントとは何ですか?
ピボットポイントとは、前日の高値・安値・終値の3つの価格から算出される基準値で、当日の相場の転換点やサポート・レジスタンスを予測するテクニカル指標です。機関投資家やフロアトレーダーが伝統的に使用してきた指標です。
ピボットポイントの計算方法は?
基本のピボットポイント(PP)=(前日の高値+前日の安値+前日の終値)÷3で計算します。PPを基準にサポート(S1〜S3)とレジスタンス(R1〜R3)が算出されます。
ピボットポイントはどう使いますか?
PPより価格が上にある場合は上昇バイアス、下にある場合は下降バイアスと判断します。S1〜S3が買いの目安、R1〜R3が売りの目安となります。特にPP、S1、R1の水準が最も注目されます。
ピボットポイントはデイトレードに向いていますか?
はい、ピボットポイントはデイトレードに非常に適しています。前日のデータから当日の重要水準が自動的に算出されるため、客観的なエントリー・決済の基準として使えます。主観的な判断を排除できる点がメリットです。
ピボットポイントの種類は何がありますか?
クラシック(スタンダード)ピボット、ウッディーピボット、カマリラピボット、フィボナッチピボットなどがあります。最も一般的なのはクラシックピボットで、FXトレーダーの間で広く使われています。

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この記事を書いた人

山本 弘

ファクトチェッカー・コンプライアンス担当

法律・税務・規制が専門。全記事の事実関係チェックを担当。

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